ロードバイク

ロードバイクのコンポーネントとは?グレードによる違いを解説!

 

いきなりですが、『コンポーネント』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

スポーツバイクを始めようと思って色々調べていくと、『コンポーネント』もしくは『コンポ』という言葉を一度は目にしたことがありますよね。

 

この記事では、『コンポーネント』って何?という初心者の方のために

  •  コンポーネントとは?
  •  コンポーネントにはグレードがある
  •  コンポーネントの主なメーカー

などについて紹介していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。

 

コンポーネントとは?

 

コンポーネント(以下コンポ)とは、フレーム以外で自転車を構成するパーツの集合体のことをいいます。

 

コンポは8種類のパーツ

  •  リアディレイラー
  •  フロントディレイラー
  •  ブレーキ
  •  レバー
  •  クランク
  •  スプロケット
  •  チェーン
  •  BB

で構成されており、ハンドルやサドル・ホイールなどの他のパーツは含まれません。

 

現在では完成車を購入する流れが主流になっていますが、その昔はフレームやコンポ・その他のパーツをそれぞれ買い揃えて、自転車を組んでいく流れが一般的でした。

 

そのため、コンポは元々単体で製造・販売されていましたが、現在では完成車での販売が主流になっている現状から、コンポメーカーは各自転車メーカーへコンポのグレードごとのセット販売が一般的になっています。

リアディレイラー

 

スプロケットの各ギアにチェーンを掛け替えて変速を行うパーツです。

コンポのグレードに応じて、7~11段の変速が可能になっています。

フロントディレイラー

 

クランクの各ギアにチェーンを掛け替えて変速を行うパーツです。

クランクのギアが2枚なのか3枚なのかで形状が異なります。

ブレーキ

 

以前はホイールのリムを挟んでブレーキを掛けるタイプのリムブレーキが主流でしたが、ここ最近では油圧式のディスクブレーキが主流になりつつあります。

リムブレーキはメンテナンスが楽で初心者にとっては楽ですが、ダウンヒルなどのブレーキを多用するシチュエーションでは、握力を要するので指が疲れてしまうデメリットがあります。

逆にディスクブレーキはメンテナンスは少々面倒かもしれませんが、ダウンヒル時のブレーキの安心感は抜群です。

レバー(シフトレバー・ブレーキレバー)

 

レバーとは、シフトレバー・ブレーキレバーのことをいいます。

現代のロードバイクは、ブレーキレバーとシフトレバーが一体になっており、ブレーキレバーを握りながら変速を行うことができるデュアルコントロールレバー(DCL)となっています。

DCLはSHIMANOのSTI(シマノ・トータル・インテグレーション)のコンセプトの元に生まれ、ブレーキレバーから手を放さずに変速を行うことが可能なのでとても便利です。

クランク

 

ペダルに加えた力をチェーンを介してスプロケットに伝え、後輪の推進力に変換するパーツになります。

ロードバイクでは、ギアが2枚のタイプが主流になっています。

スプロケット

 

リアホイールの根元に取り付けられたロケット状になったギアの集合体をいいます。

コンポのグレードに応じて、7~11枚のギアの枚数があります。

チェーン

 

クランクが回転する力をスプロケットに伝えて、後輪の推進力を生み出すパーツです。

シンプルなパーツですが、これがないと進めない・・・

BB(ボトムブラケット)

クランクの回転を滑らかにする目的で、クランクの根元に取り付けられたパーツです。

直接外から見えるパーツではありませんが、このパーツがなければペダリングがとんでもなく重たくなってしまいます。

滑らかなペダリングを実現させるためには不可欠なパーツです。

コンポーネントにはグレードがある

 

コンポの製造メーカーはいくつか存在し、各コンポにはそれぞれグレードがあります。

 

以下は、SHIMANOのロード用コンポを例に紹介しています。

 

SHIMANOのロード用コンポは、以下の7種類のグレードが存在します。

  •  DURA ACE
  •  ULTEGLA
  •  105
  •  Tiagra
  •  SORA
  •  CLaris
  •  Tourney

 

以下で、それぞれのグレードについて紹介していきたいと思います。

DURA ACE(デュラエース)

SHIMANOでは最上級に位置するコンポで、プロ選手やアマチュアトップレベルの選手が使用するコンポになります。

変速は滑らかでブレーキングもスムーズに行うことができ、過酷なプロのレースでも耐え抜く強度を誇りながら、極限まで軽量化された無駄のない洗練されたグレードです。

SHIMANOの最上級コンポということで、完成車であれば100万円前後の車体に搭載されるコンポになります。

ULTEGLA(アルテグラ)

DURA ACEに次いで、上から2番目のグレードに位置するコンポがULTEGLAになります。

DURA ACEに比べると、重量や操作性の面で劣りますが、一般的なアマチュアレーサーであれば不満が出ないレベルになりますので、ホビーサイクリストには少々オーバースペックと言ってもいいかもしれません。

完成車であれば、ミドルグレード~ハイグレードモデルまでの幅広い車体に搭載されています。

105(イチマルゴ)

SHIMANOのロード用コンポの中で上位3番目に位置するのが105です。

よくネットなどで、『将来的にレースに出場する予定があるのなら105がオススメ』などと書かれています。

なぜかと言うと、105はDURA ACEやULTEGLAなどの上位グレードのコンポとの互換性があるからです。

つまり、後々、コンポをDURA ACEやULTEGLAなどにアップグレードすることが可能なので、将来的な選択肢が広がることになります。

もちろん、コンポのアップグレードを行わないなら、なにも105に拘る必要はありません。

完成車であれば、20万円前後の車体から搭載されるコンポになります。

Tiagra(ティアグラ)

SHIMANOのロード用コンポの中で真ん中のグレードに位置するコンポがTiagraになります。

TIAGRAは上位3つのコンポとは異なり、リアが10速となっています。

10速を11速にしようとする場合、パーツを色々交換しなければならず、ものすごくお金がかかります。

そのため、将来的にコンポのアップグレードを考えているなら、上位グレードのコンポと互換性のある105以上がオススメです。

レースなどに出場する予定がないなら、個人的にはTiagraでも全く問題ないレベルだと思います。

完成車では15万円前後の車体に取り付けられていることが多い印象です。

SORA(ソラ)

SHIMANOのロード用コンポの中で下から3番目に位置するコンポがSORAになります。

Tiagraよりもリアが1速少ない9速コンポになります。

完成車では10万円台前半くらいの車体に取り付けられていることが多いコンポです。

Tiagra同様、低価格帯の車体に取り付けられているコンポになりますが、通勤や通学、街乗りなどで使用する分には必要十分の性能を有していますので、スポーツバイク一台目に選択するコンポとしてはオススメかもしれません。

Claris(クラリス)

SHIMANOのロード用コンポの中で下から2番目に位置するコンポがClarisになります。

Clarisは主に10万円前後の入門向けバイクに取り付けられているコンポで、リアは8速になります。

コンポのグレードは低いですが、サイクリングを十分楽しむことができますし、もちろんレースに出場することだってできます。

Clarisというコンポは、まともなロードバイクと『ルック車』を線引きするコンポになりますので、Claris以上のコンポが搭載されていれば、ロードバイクとして胸を張れる代物になりますので、参考にしていただければと思います。

Tourney(ターニー)

TourneyはSHIMANOが製造しているコンポの中で一番下のグレードで、リアが7速になります。

主にポタリングや通勤・通学などの、いわゆる街乗りレベルでの使用に向いているコンポになります。

また、Tourneyは入門向けバイクの中でも低価格帯(10万円未満)の車体に搭載されているコンポになります。

まともな自転車メーカーのロードバイクであれば、コンポにTourneyが搭載されていたとしても『ルック車』である可能性はありませんが、Tourneyが搭載された自転車の中には『ルック車』が紛れていることがあるので注意が必要です。

また、Tourneyは他の上位コンポとは変速方法が異なる点も覚えておきましょう。

コンポーネントの主なメーカー

 

自転車のコンポを手掛けるメーカーは

  •  SHIMANO(シマノ)
  •  Campagnolo(カンパニョーロ)
  •  SRAM(スラム)

世界3大メーカーと言われています。

 

コンポのグレードごとに各パーツがセットで販売された、いわゆる『グループセット』と呼ばれるスタイルで製造・販売を行っているメーカーは、世界では上記の3社のみになります。

SHIMANO(シマノ)

SHIMANO(シマノ)というメーカーは自転車への興味に限らず、今までに一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。

 

SHIMANOは、1921年に大阪府堺市で『釣り具』及び『自転車部品』の製造により創業を開始した、老舗『釣り具・自転車部品』メーカーとして知られています。

 

日本で販売されている完成車に使用されたコンポの99%はSHIMANO製で、スポーツバイクからシティサイクルに至るまで幅広く使用されており、世界的に見ても自転車コンポの8割がSHIMANO製と言われているくらい世界的なメーカーになります。

Campagnolo(カンパニョーロ)

Campagnolo(カンパニョーロ)は、1933年に設立されたイタリアの老舗自転車部品メーカーになります。

 

かつては自動車やオートバイの部品も製造していましたが、現在では競技用自転車向けコンポの製造・販売がメインとなっており、シティサイクル向けのコンポは扱っていません。

 

ちなみに、Campagnoloが手掛けるコンポのグレードは、上から

  •  Super Record(スーパーレコード)
  •  Record(レコード)
  •  Chorus(コーラス)
  •  Potenza11(ポテンツァ11)
  •  Centaur(ケンタウル)

となっています。

 

SHIMANOと比較すると高価ではありますが、オシャレな外観は流石"イタリアメーカー"という高級感溢れるデザインとなっており、現在、SHIMANOが大部分を占めるコンポ界において、好んでカンパニョーロを選択するユーザーも一定数存在しています。

SRAM(スラム)

SRAM(スラム)は、1987年にアメリカで創業した自転車部品メーカーで、当初はマウンテンバイク用コンポの製造・販売がメインでしたが、2005年にSRAM独自規格のロード用コンポの製造・販売がスタートしました。

 

SHIMANOやCampagnoloと比較すると新興メーカー的な位置づけになりますが、マウンテンバイク用コンポの世界においては、今やSHIMANOに肩を並べる勢いで成長している勢いあるメーカーです。

 

SRAMといえば、マウンテンバイクやクロスバイク、現在ではシティサイクルにも使用されている『グリップシフト』と呼ばれる変速システムを最初に開発したことで知られており、ロードバイクの変速方法についても、2本のレバーを操作するSHIMANOやCampagnoloとは異なり、1本のレバーのみで操作を行う『ダブルタップ』という変速システムを採用しています。

 

ちなみに、SRAMが手掛けるコンポのグレードは、上から

  •  Red eTAP(レッド・イータップ)
  •  Red(レッド)
  •  Force(フォース)
  •  RIVAL(ライバル)
  •  APEX(エイペックス)

などがあり、最上位グレードのRed eTAPは電動モデルになります。

 

また、SRAMといえば軽さが売りで、機械式モデルの最上位グレードであるRedはSHIMANOのDURA ACEよりも軽量ということでも知られています。

 

軽さを求めるならSRAMですね。

まとめ

ロードバイクのコンポーネントとは何なのか、各グレードやコンポーネントのメーカーなどについて紹介していきました。

 

コンポーネントで、どこのメーカーや何のグレードを選択するかについては、ロードバイクの使用目的に関係してくると思いますが、最終的には個人の趣向の問題です。

 

レースなどに出場してコンマ1秒の世界に足を踏み入れたいというなら、上位グレードのモデルがオススメですし、ロングライドや近所のポタリングがメインであれば、正直コンポなんて何を選択しても問題ないと個人的には思います。

 

ご自身に合ったコンポーネントと出会えればいいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました<(_ _)>

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