いざロードバイクを購入したはいいけど、『他にどんなアイテムを揃えたらいいのかわからない。』と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
昔の私もそうでした(*_*)
そこでこの記事では、『ロードバイクをこれから購入する。』または『ロードバイクを購入して間がない。』という初心者の方に向けて、
- ロードバイクに必要なアイテム一覧
- シチュエーションによって必要になるアイテム一覧
と題して、それぞれ紹介していきたいと思います。
ロードバイクの服装関係については、前回の記事で紹介していますので、今回は服装関係以外のアイテムについて紹介していきます。
前回の記事↓
ロードバイクの服装は?揃えておきたいアイテムを紹介!
是非、参考にしていただければと思います。
Contents
ロードバイクに必要なアイテム一覧
まず初めに、ロードバイク本体以外に買い揃えるべきマストアイテムについて紹介していきます。
ペダル
ロードバイクにはペダルが付属していないのが一般的です。
そのため、ペダルについてはロードバイク本体の購入と同時に買い揃える必要があります。
ペダルが付属しない理由ですが、ペダルは個人の趣向がよく表れるパーツだからです。
ペダルの種類は大きく分けて『フラットペダル』『ビンディングペダル』があります。
さらにビンディングペダルには、『SPDペダル』『SPD-SLペダル』といった種類が存在します。
フラットペダルとは、シティサイクルに取り付けられた一般的なペダルのことで、ビンディングペダルとは、ペダルとシューズを固定するタイプのペダルになります。
レースやロングライドでは、ペダリング効率を高めるために、ビンディングペダルの使用が一般的です。
どちらのペダルを選択するかについては、ロードバイクの使用用途(レース、街乗り、通勤etc)によって決めることになります。
このように、ユーザーが自分好みのペダルを選択できるように、ロードバイクの世界ではペダルが別売りとなっています。
ボトルケージandボトル
ロードバイクを購入したからには色々な場所へ行ってみたいですよね。
その際、道中での水分補給は欠かせません。
水分補給の度にいちいち停車して、バックパックから飲み物を取り出して・・・・なんてことをやっていたら面倒です。
そこで役に立つのが、ボトルケージとボトルです。
ロードバイクなどのスポーツバイクには、ダウンチューブやシートチューブにボトルケージ(ボトルをはめ込む台座)を取り付けできるようになっています。
これにより、ロードバイクに乗りながら水分補給ができるようになっています。
ボトルケージには、ボトル用・ペットボトル用などの種類があり、素材は安価なプラスチック製やステンレス製、軽量なカーボン製といった幅広い種類が存在します。
また、ボトルについても単なるプラスチック製から保冷ボトルに至るまで多種多様で、サイズについても様々な種類が存在します。
ボトルケージやボトルを自転車のカラーに統一すると、統一感が生まれてオシャレ感が際立つので、自転車のカラーに合わせて選んでみるのもオススメです。
フロアポンプand携帯用ポンプ(CO2ボンベ)
ロードバイクはシティサイクルと比較してタイヤが細いため、空気圧を高くする必要があります。
シティサイクル用のポンプでは十分な空気を入れることができないので、高圧タイヤに対応するフロアポンプが必要です。
合わせて、出先でのパンクに備えて、携帯用ポンプもしくはCO2ボンベを購入しておくと安心です。
携帯用ポンプはフロアポンプに比べてパワーが弱いので、フロアポンプほどしっかり空気を入れることはできませんが、普通に走れるレベルまで空気を入れることはできます。
また、携帯用ポンプの代わりにCO2ボンベという選択もありです。
CO2ボンベは携帯用ポンプに比べて、遥かに少ない労力で空気を入れることができます。
デメリットとしては、ガスを使い果たすと終わりということです。
ガス欠の心配があるCO2ボンベ、労力がかかる携帯用ポンプ、どちらを選択するかは好みによるところですが、一度試してみることをオススメします。
ちなみに私は携帯用ポンプ派です。
理由は、ガスがなくなる心配がない、そもそも滅多にパンクすることがないので、多少労力がかかっても許容範囲だからです。
携帯用工具and予備パーツ
出先での簡単なトラブルに対応できるよう、携帯用工具とチューブなどの予備パーツを購入しておくことをオススメします。
携帯用工具のオススメは、アーレンキー、ドライバー、チェーンカッターなどが一体になったマルチツールです。
これ一つあれば、シューズのクリートを絞めたり、サドルの高さを調節したりなどの簡単なポジション調整が行えるため、持っておくと大変便利です。
この他には、パンク修理の必需品であるタイヤレバーを2~3本持っておくことをオススメします。
私はロードバイクに乗り始めて10年が経ちましたが、経験上、出先でのトラブルといえばパンクが99%です。
上記のマルチツール、予備チューブ、タイヤレバーがあれば必要にして十分かと思います。
サドルバッグorツール缶
携帯用工具、予備パーツ、携帯用ポンプなどを購入したら、それらを収納するためのサドルバッグやツール缶を購入する必要があります。
どちらを選択してもいいですが、サドルバッグは装着する位置が高いため、ダンシング時に車体が左右に振られるデメリットがあります。
ダンシング時の安定性を求めるならツール缶がオススメですが、缶を固定するためのボトルケージを別途購入する必要があります。
私はSサイズのサドルバッグに上記アイテムを収納していますが、ダンシング時のストレスはそこまで感じたことはありません。
両方購入してみて試してみるのがいいかと思います。
メンテナンス用品
特殊工具が必要なメンテナンスを除いて、ご自身でも簡単に行えるメンテナンスについてはどんどん行いましょう。
そのため、最低限必要なメンテナンス用品については買い揃えておくことをオススメします。
最低限行いたいメンテナンスとしては、チェーンの洗浄、消耗品(タイヤ、チューブ、ブレーキシュー、バーテープetc)の交換、ディレーラーの調整などが挙げられます。
チェーン洗浄の頻度は人によりますが、私の場合は300㎞に一回くらいです。
チェーン洗浄に便利なアイテムは、Amazonなどで売られているチェーンクリーナーという洗浄器です。
ディグリーザーを入れた洗浄器をチェーンにセットして、あとはクランクを回すだけで、手を汚さずにチェーンを綺麗にすることができる優れものです。
パーツクリーナーをチェーンに噴きかけてブラシで洗浄するよりも、手間要らずで楽なのでオススメです。
また、チェーンオイルについても購入しておきましょう。
チェーンオイルは、チェーンの回転を良くしたり錆を防止するために必要なものですので、チェーンの洗浄後は忘れずに注油しておきましょう。
消耗品の交換やディレーラーの調整などについては、先ほど紹介したタイヤレバーやマルチツールなどがあれば、ある程度のメンテナンスに対応することができます。
メンテナンスの内容によっては、別途購入が必要な工具などが出てくるかもしれませんが、必要であればその都度買い足して徐々に揃えていけば問題ありません。
シチュエーションによって必要になるアイテム一覧
続いて、そこまで購入を急ぐ必要はありませんが、シチュエーション(街乗り、ロングライド、レースetc)によっては必要になってくるアイテムを紹介していきます。
フロントライトandテールライト
通勤や通学、ロングライドなどで、夜間走行を強いられる場合は、フロントライトとテールライトを購入しておきましょう。
普段使いであれば、フロントライトとテールライトで各1灯あれば問題ありませんが、走行距離が長いロングライドでは前後各2灯あるのが望ましいです。
田舎道は街灯が少ないので、ライトの光だけが頼りです。
途中で故障したり、充電が切れたりするリスクを考慮して、ライトは前後とも2灯用意しておくと心強いです。
ライトの種類は電池式と充電式があり、電池式は連続使用時間が長い反面、光量不足なモデルが多く、充電式は1000ルーメンを超えるようなパワフルなモデルもありますが、連続使用時間が短く、両者ともにメリット・デメリットがあります。
街灯が多い街中では、100~200ルーメンのライトで十分ですが、街灯がない田舎道であれば、2灯合計で1000ルーメン近くはほしいところです。
ご自身が使用するシチュエーションに応じて選ぶのがいいかと思います。
ビンディングペダルandビンディングシューズ(携帯用シューズ)
ロードバイクでレースやロングライドを視野に入れるなら、ビンディングペダルとビンディングシューズは必須アイテムと言えます。
ビンディングシューズの靴底にはクリートと呼ばれる金具が付いており、その金具をビンディングペダルのビンディングに引っかけて使用することで、シューズとペダルが固定されて、ペダリングのロスが少なくなります。
ビンディングシューズには、主に『SPD-SLシューズ』と『SPDシューズ』があります。
レースで使用する場合は、固定力が強い『SPD-SLシューズ』がオススメです。
ロングライドで使用する場合は、自転車ライドがメインであれば『SPD-SLシューズ』、輪行や観光などを織り交ぜたライドであれば『SPDシューズ』がオススメです。
SPDシューズはクリートが靴底に埋め込まれているため、SPD-SLシューズ(クリートが靴底で突起物と化している)と比較して、遥かに歩きやすくなっています。
『SPD-SLシューズ』でも輪行などを伴うロングライドは可能ですが、別途携帯用シューズが必要になります。
携帯用シューズとは、自転車から降りた時に使用するシューズのことです。
SPD-SLシューズは、歩くことを一ミリも想定していませんので、自転車から降りてしまうと使い物になりません。
よって、ロングライドで『SPD-SLシューズ』を使用する場合は、別途シューズを携帯することになります。
サイクルコンピュータ
せっかくロードバイクを始めるなら、サイクルコンピュータはあった方がいいです。
速度や距離、走行時間などの最低限の情報を教えてくれるシンプルなモデルから、GPSが内蔵された高機能モデルまで幅広く存在し、安価なモデルであれば3000円位から販売されています。
サイクルコンピュータがあれば、ケイデンス(ペダルの回転数)や消費カロリー、獲得標高などを測ることができるため、走行データを分析して自身の実力を知ることができます。
安価なモデルでも構いませんので、サイクルコンピュータについても購入することをオススメします。
鍵
ロードバイクは高価な自転車ということで、盗難リスクが高いです。
長時間の駐輪はリスクがあります。
しかし、出先でコンビニや飲食店、トイレに立ち寄るなど、自転車から離れざる負えない状況は必ずあるかと思います。
そういった時に備えて鍵が必要になります。
ロードバイクに使用する鍵選びで重要なことは『携帯性』です。
鍵は頑丈であるに越したことはありませんが、頑丈な鍵は重いため、携帯性がイマイチです。
どんなに頑丈な鍵であったとしても、100%壊されない鍵は存在しませんので、頑丈さに拘るよりも、持ち運びの利便性を追求した方がライド時の快適性が高まります。
持ち運びに便利な鍵は、鍵としての性能面では劣るかもしれませんが、鍵を2つ3つ付けておくことで防犯アピールに繋がり、盗難リスクを減らすことができます。
また、できるだけ目立つ場所に駐輪したり、飲食店に入る際は店内から自転車を監視できる位置に座るなどを心掛けることで、さらに盗難リスクを下げることができます。
輪行袋
輪行袋とは、電車などの公共交通機関に自転車を持ち込む際に使用する、自転車を収納するための収納袋のことです。
ロングライドを行う場合は、必ず携帯しておきたいアイテムになります。
輪行袋と一言で言っても、布が厚いタイプや薄いタイプ、飛行機輪行などで使用するハードケースタイプなど、数多くの種類が存在します。
ロングライドで携帯するなら布製の輪行袋がオススメです。
予め輪行予定があるなら丈夫な厚手タイプ、輪行予定はないけど不測の事態に備えて携帯しておくなら薄手の軽量タイプがオススメです。
まとめ
ロードバイクを始めるにあたって、必要になるアイテムを紹介させていただきました。
上記で紹介したアイテムは一例ですので、他にも持っていると便利なアイテムはたくさんあります。
いきなり全てを揃えるのは金銭的にも難しいかと思いますので、必要に応じて徐々に揃えていくのがいいかと思います。
自転車アイテムはロードバイクライフをより良いものにしますので、『いいな!』と思ったアイテムは積極的に試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました<(_ _)>