ロードバイクでロングライドをした経験はありますか?
その際にぶち当たる問題といえば、荷物の積載方法ではないでしょうか。
バックパックを背負うほどでもないけど『ジャージのポケットや小型サドルバッグには入りきらない。』などのシチュエーションを経験したことが一度はあるかと思います。
そんな時にオススメする方法が大容量サドルバッグを使用する方法です。
そこで今回は、これからロングライドデビューをする方向けに、標準サイズのサドルバッグよりも大きい、いわゆる大容量サドルバッグについて
- 大容量サドルバッグの選び方や注意点
- 個人的にオススメする『オルトリーブ・サドルバッグ2』というバッグについて紹介
- その他にオススメできる大容量サドルバッグの紹介
という流れで紹介していきたいと思いますので、参考にしていただければと思います。
Contents
大容量サドルバッグとは?
そもそも『大容量サドルバッグ』とはどのようなものでしょう?
明確な線引きはありませんが、私見ではバッグの容量がおおよそ5リットル以上で『大容量サドルバッグ』の部類に入るかと思います。
チューブ、タイヤレバー、小型ポンプ、携帯工具などが入る小型サイズのサドルバッグの容量は、おおよそ1リットル前後になります。
そのため5リットル以上と聞くと、かなり大きなサイズだということがおわかりいただけるかと思います。
容量が5リットルを超えると、上記アイテムの他にロングライドには欠かせないウィンドブレーカー、輪行袋(軽量タイプ)や携帯用シューズなども収納できてしまいます。
これ一つあれば、日帰り~1泊程度のロングライドであれば可能になりますので、ロングライドをするなら是非持っておきたいアイテムといえます。
大容量サドルバッグの選び方
それでは、大容量サドルバッグの選び方について紹介していきます。
脱着方法で選ぶ
まずは脱着方法別に紹介していきます。
ベルクロベルト式
まずはベルクロベルト式タイプについて解説します。
ベルクロベルト式とは、サドルレールにベルトを通してバッグを固定する方法をいいます。
このタイプのメリットは、
- 自身のサドル位置に合わせてベルトの長さを自由に調節することができる
- スポーツバイクのサドルであれば、ほとんどのサドルに装着することが可能
- 取り付けに工具が不要
などが挙げられます。
脱着の容易さと、サドルを選ばない万能性に優れているため、サドルバッグ初心者の方にもオススメといえます。
アタッチメント式
アタッチメント式とは、サドルレールに専用のアタッチメントを装着し、バッグ側のアタッチメント部分をサドルレール側のアタッチメント部分に差し込んで固定する方法をいいます。
メリットは
- ベルクロベルト式よりも脱着がスムーズ
- 見た目がスマート
などが挙げられます。
サドルレールにアタッチメントさえ取り付けてしまえば、バッグの脱着はワンタッチで行うことが可能なので、自転車から離れる際の持ち運びも簡単ですし、ベルトがないので見た目もスマートです。
ただし、サドルの形状によって装着できないタイプもありますので、その点には注意が必要です。
容量で選ぶ
続いて、容量について解説していきます。
サドルバッグの容量については悩むところですよね。
- 日帰りなのか?泊りがけなのか?
- 輪行予定はあるのか?
- 走る時期はいつなのか?
などによって必要な荷物は異なりますので、必要な容量について一概に答えるのは難しいです。
一つの目安として
- 携帯工具類
- ウィンドブレーカー
- 携帯用シューズ
- 軽量輪行袋
- 少量の着替え
などを収納すると仮定した場合、必要な容量は10リットル前後になるかと思います。
あくまでも容量は目安ですので、メーカーによってもマチマチですが、このサイズであれば1泊程度のロングライドなら、人によってはバックパックを背負わずに行くことも可能ですので、迷ったら10リットル前後のサイズを選ぶことをオススメします。
ただし、バッグのサイズが大きくなればなるほど、ロードバイクの魅力である軽快な走りは損なわれることになります。
大は小を兼ねるからと大きすぎるバッグを選んでしまえば、後悔することにもなりますので、『積載能力』と『軽快な走り』とのバランスを考える必要があります。
防水性能で選ぶ
防水性能についてもサドルバッグ選びの重要なポイントになります。
とはいえ、防水機能が皆無というバッグは今どきありませんので、小雨程度の雨でバッグ内のアイテムがずぶ濡れになるなんてことはありませんが、バッグによって防水性能の優劣は確かに存在します。
一般的にサドルバッグの防水タイプは以下の2パターン存在します。
- バッグ自体の生地に防水性能を有したタイプ
- サドルバッグ本体と防水性能を有した収納袋が別になったタイプ
1 バッグの生地自体に防水性能を有したタイプ
このタイプは、サドルバッグの生地自体に防水性の高い生地が使用されており、バッグ内のアイテムを雨から守ります。
2 サドルバッグ本体と防水性能を有した収納袋が別になったタイプ
サドルバッグ本体と収納袋がセパレート式になっているものを指します。
防水性能で比較すると、2のタイプの方が優れている?ように思います。
1のタイプですと、リアタイヤが跳ね上げた水しぶきが防水生地を直撃してしまいますが、2のタイプであれば、防水収納袋が直接水しぶきにさらされることがないので、防水性能は2のタイプの方が高い傾向にあるかと思います。
いずれにしても、防水には限界がありますので、いくら防水性能に優れた生地だったとしても、いずれ水は浸透してきます。
どちらを選択するにしても、着替えなどの濡らしたくないアイテムはジップロックに入れるなどした方が無難ですね。
JIS規格における防水等級IPX0~8のうち、IPX6以上のものであれば、雨に非常に強い生地といえますので、目安としていただければと思います。
ドローコードの有無で選ぶ
ドローコードの有無についても、サドルバッグ選びの重要なポイントです。
ドローコードとは、主に大容量サドルバッグに付いているもので、バッグの外側上部に備わった伸縮性の高いゴムバンドのことです。
ドローコードはウィンドブレーカーなどの頻繁に取り出すアイテムを留めておくのに役立ちます。
いちいちバッグを開けて中身を取り出していては面倒ですよね。
ロングライドではいかにストレスなく走れるかが重要なポイントになりますので、サッと取り出せてサッとしまえるドローコードの存在は大きいです。
メーカーで選ぶ
サドルバッグの有名なメーカーについて、いくつか紹介していきます。
オルトリーブ
ドイツのメーカーで、自転車の防水バッグといえばこのメーカーが思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。
独自素材と独自技術により高い防水性能を誇るバッグを製造しており、サドルバッグ以外にも、バックパックやフロントバッグなどの幅広いアイテムを製造しています。
APIDURA
APIDURA(アピデュラ)はイギリスのメーカーで、小型サイズから20リットルにも迫る大容量サドルバッグまで、幅広いラインナップを揃えています。
「自転車は自由の象徴である」という考えのもと、従来に捉われないパッキングシステムを開発し、軽量化&工具不使用で取り付け可能なバッグを開発しているのが特徴です。
大容量サドルバッグの購入を検討されたことがある方なら、一度は目にしたことがあるメーカーではないでしょうか。
Blackburn
blackburn(ブラックバーン)は、1970年代のアメリカの自転車ツーリングブームの最中に生まれた自転車用品メーカーです。
アルミ製のバイシクルラックを製造したことで、自転車界に革命を起こしたメーカーとして知られています。
乗り手の視点に立ち、素材と徹底的に向き合うことをモットーに、サドルバッグやライト、キャリアなどを製造している自転車用品メーカーです。
トピーク
神戸市に拠点を構える日本の老舗自転車用品メーカーです。
サドルバッグの他に、サイコン・ライト・ウェア・ポンプ・ボトルケージ・工具類などの多種多様なアイテムを揃えています。
サドルバッグについては小型モデルが多い印象ですが、老舗メーカーならではのしっかりとした作りで、幅広いユーザーからの信頼を勝ち取っています。
ドイター
ドイターはドイツのメーカーで、主に登山やアウトドア向けのバックパックを手掛けていることで有名です。
現在では自転車向けのバックパックにも定評があり、自転車向けバックパックといえばドイターといっても過言ではありません。
サドルバッグについてはトピーク同様、小型モデルが中心になりますが、シンプルな構造で使いやすさに定評があります。
R250
R250は2015年に大阪で生まれた自転車用品の新興ブランドです。
誕生して間もないこともあり、マイナーメーカーの部類に入るかもしれませんが、便利なオリジナルアイテムを多数製造していることで有名です。
元々は輪行袋の製造がメインで、輪行袋の高さ・幅・奥行の3辺合計を250㎝以下に抑えることを目指していたことから、ブランド名を『R250』にしたのだそう。
サドルバッグの他に、フレームバッグやツールケースなどの多数のアイテムを展開しており、グレーや黒をベースにした落ち着いたデザインが人気となっています。
モンベル
モンベルは日本のアウトドア総合メーカーです。
機能美と軽量化を追求したメーカーで、主に登山用品が中心になりますが、自転車のウェアやバックパック・その他各種バッグについても製造しています。
サドルバッグについては、こちらも小型タイプのものが中心になりますが、非常に使い勝手がよいのが特徴です。
大容量サドルバッグ選びの注意点
小型サドルバッグであれば特に問題にならないことでも、大容量サドルバッグになると注意すべきポイントがいくつかあります。
以下のポイントに注意しましょう。
サドルバッグがリアタイヤに接触しないか注意
1リットル程度のサドルバッグであれば特に問題ありませんが、大容量サドルバッグを使用する場合、サドルバッグを装着した状態で、リヤタイヤにサドルバッグ本体が接触していないかを注意する必要があります。
特に女性や小柄な方はサドル高が低い傾向にあるので、サドルバッグ本体とリアタイヤが接触してしまう可能性があるので要注意です。
私の場合はサドル下からリアタイヤまでの距離が23㎝あります。
このくらいの距離があれば、大型サドルバッグを取り付けてもバッグ本体からリアタイヤまでの距離が5㎝ほどあるため問題ありません。
なので、サドル下からリアタイヤまでの距離が20㎝はほしいところですね。
バッグの容量が大きくなると左右にブレやすくなる
大容量サドルバッグは荷物を大量に収納することができる反面、デメリットも存在します。
サドルバッグの容量が大きくなればなるほど、ダンシングをする際などに車体が左右にブレてしまい、軽快な走りが損なわれます。
サドル下に重りを付けて走るのと同じことですので、当然といえば当然ですよね。
ですので、何も考えずに大きなサイズを選択してしまうと、後悔する恐れがあります。
全ての荷物をサドルバッグに詰め込もうとせず、適度にフロントバッグやバックパックなどに分散させ、重量が一点に集中してしまわないようにすると、走行の安定性につながります。
荷物が多い時は、『サドルバッグ+バックパック』『サドルバッグ+フロントバッグ』などのように、2つ以上のバッグを併用するのがオススメです。
シートポストにリアライトが付けられない
小型サドルバッグであれば、シートポスト部分にリアライトを装着することができますが、大容量サドルバッグを装着してしまうと、シートポストにリアライトは装着できません。
装着できたとしても、後方からの視認性が悪くなってしまうため、後方へのアピールになりません。
なので、大容量サドルバッグを使用する場合は、バッグ本体に取り付けるタイプのリアライトを装着しましょう。
テールライトについてはコチラ↓の記事で詳しく紹介しています!
ロードバイク向けおすすめテールライト!装着位置ごとにオススメを紹介!
大容量サドルバッグ『オルトリーブ・サドルバッグ2』をレビュー!
私が実際に使用してみて便利だと思った『オルトリーブ・サドルバッグ2』というサドルバッグについて紹介します。
スペック紹介!
基本スペックがコチラ↓です。
サイズ | 1.6リットル(H12xW16xD19cm、220g) / 4.1リットル(H14xW21xD28cm、260g) |
防水性能 | IP64 参考(IP規格・防水保護構造及び保護等級表) |
『オルトリーブ・サドルバッグ2』は、サドルバッグLの後継モデルとして登場し、容量1.6リットルと4.1リットルのサイズがあります。
1.6リットルでも近場のライドであれば十分な容量ですが、輪行予定があったり泊りがけライドになると4.1リットルがほしいところです。
以下で詳しく紹介していきます。
アタッチメント式で脱着が楽々
『オルトリーブ・サドルバッグ2』の脱着方法は、アタッチメント式になります。
脱着は数秒で行うことができるため、自転車から離れる際の持ち運びに便利です。
また、バッグ側のアタッチメントはサドル位置に合わせて前後にスライドさせることができるので、自身のサドル位置に合わせて調節することが可能です。
オルトリーブ製品のサドルバッグは、アタッチメントの互換性があるため、一度、サドルレールにアタッチメントを取り付けてさえしまえば、他のオルトリーブ製のバッグを付け替えることも可能です。
サドルレールにアタッチメントを取り付ける際はプラスドライバーが必要になりますが、5分もあれば取り付けできますので、大した問題ではないですね。
走行中のブレを軽減
『オルトリーブ・サドルバッグ2』は、走行中にバッグが左右にブレてしまうのを軽減する作りになっています。
それを実現する理由は、このように↓、バッグの開口部をサイドで留める仕様になっているからです。
バッグの後方から前方へ向かってベルトで固定するようになっているので、バッグ内の荷物を前方へ圧縮することができます。
これにより、バッグ内の重心がバッグを固定するアタッチメント側に近づくため、バッグが左右にブレてしまうのを軽減できます。
防水性能はIP64
『オルトリーブ・サドルバッグ2』の防水性能は、IP規格・防水保護構造及び保護等級表によると『IP64』という等級なんだそうです。
↑の等級表によれば、IP64とは
いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
300〜500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水、10分
なんだそう。
つまり、360度から10分間放水を続けても水の侵入を防ぐということなので、防水性能はかなり優秀だということですね。
実際に雨天の中で使用したこともありましたが、防水性能に関してはかなり優れたバッグだと感じました。
雨天の中を丸一日走行するようなタフなコンディション下ではさすがに耐えられないかと思いますが、数時間程度の雨天走行であれば問題ないレベルです。
ただし、防水性能が優れているとはいえ、着替えなどの濡らしたくないアイテムは念のためにビニール袋やジップロックに入れることをオススメします。
テールライトを装着できる
『オルトリーブ・サドルバッグ2』は、バッグ後方部分にテールライトを装着することができます。
手持ちのテールライトを探してみましたが、全て走行中にぶっ飛んでしまったのでありませんでした・・・
見ずらいですが、本来であれば○↑部分にテールライトを取り付けできるようになっています。
『オルトリーブ・サドルバッグ2』は日帰りから1泊ライドに最適
実際に『オルトリーブ・サドルバッグ2』を使用してみて思ったことは、このバッグは日帰りから1泊ライドに最も力を発揮するということです。
私が使っているサドルバッグ2(4.1リットル)は、大容量サドルバッグとしては小さい部類に入りますが、大きすぎず小さすぎずといったところで、使い勝手は良好です。
それでは実際にロングライドを想定して、必要なアイテムを収納してみましたので、参考にしていただければと思います。
今回は、ロードバイクで夏の宿泊施設を利用した1泊ライドを想定して、以下のアイテム↓を収納してみました。
- ウィンドブレーカー
- 着替え(Tシャツ、短パン、下着類)・・・宿から外出する際などに着る
- 携帯用シューズ・・・宿から出歩いたり、自転車から降りた時に履く
- 工具類(予備チューブ、タイヤレバー、ミニポンプ、携帯用工具)
- その他(スマホ充電器、洗剤)・・・洗剤はその日着たジャージを洗うため
人によって必要なアイテムは異なるかと思いますが、私の場合なら1泊程度であればこれで十分です。
ビンディングシューズを使用しなければ、携帯用シューズは必要ありませんが、ロングライドの疲れを軽減するためにもビンディングシューズの使用をオススメします。
また、財布やスマホなどの頻繁に取り出すアイテムは、利便性を考慮してトップチューブバッグやフロントバッグに収納することをオススメします。
では、サドルバッグに入れてみます。
ちなみに、サドルバッグの中はこんな感じ↓です。
奥の方に行くほど細くなった形状になっており、開口部は物の出し入れがしやすいように広く設計されています。
実際にサドルバッグに入れてみました↓
バッグの容量的に7~8割といったところで、まだ若干余裕があります。
輪行予定があるなら、↑の装備に輪行袋を追加する感じですが、少々キツそうです。
超軽量型輪行袋であれば収納可能かもしれませんが、輪行予定があるなら、もう少し大きなバッグが必要かと思います。
続いて、限界まで詰め込んでサドルバッグの限界を調べてみました。
限界まで詰め込んだ画像がコチラ↑です。
『オルトリーブ・サドルバッグ2』は、開口部にジッパーなどはありません。
開口部を閉じるためには、バッグの生地をロールアップさせなければならないので、ロールアップできる分だけバッグの生地を残しておく必要があります。
そのため、バッグの開口部ギリギリまで荷物を詰めることができません。
一杯に荷物を詰め込んだ状態で、長さ約28㎝、幅約21㎝、高さ約15㎝でした。
メーカー公表値とほぼ同じですね。
最後に参考画像を載せておきます。
2リットルのペットボトルと比較するとこんな感じ↑です。
こうして見ると結構大きいですよね。
『オルトリーブ・サドルバッグ2』まとめ
『オルトリーブ・サドルバッグ2』はこんな人にオススメ
- 防水性能が高いサドルバッグを探している
- 日帰り~1泊ライドを計画中
- 10リットル越えまではいかないサドルバッグが欲しい
- 既にオルトリーブ製のサドルバッグをいくつか所有している
などなど・・・
気になる方はどうぞ!
『オルトリーブ・サドルバッグ2』1.6リットル、4.1リットル
出典元:Amazon公式サイト
大容量サドルバッグ!その他のオススメ!
その他にオススメな大容量サドルバッグを紹介します。
【GORIX】防水サドルバッグ
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 長さ64.2㎝×幅10~18.6㎝×高さ12.4~17.5㎝ |
容量 | 6~15リットル |
重量 | 540グラム |
【GORIX】の大容量防水サドルバッグです。
容量は驚異の15リットルで、これだけの容量があれば、荷物がかさむ肌寒い春先や秋ライドでも、これ一つで1泊ライドくらいならできてしまいそうです。
自転車から離れる時は、付属のショルダーベルトを装着すれば、サドルバッグがショルダーバッグに早変わりします。
ブルべなどのロングライド向けサドルバッグといえますね。
【R250】大型防水サドルバッグ
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 長さ33~44㎝×幅14㎝×高さ18㎝ |
容量 | 6~14リットル |
重量 | 415グラム |
【R250】の大型防水サドルバッグです。
最大容量は14リットルで、バッグ外側上部にはドローコードが備わっているため、さらに荷物を積むことができるほか、取り付けに工具が一切不要な点も嬉しいポイントです。
注意点としては、サドルレールからタイヤまでの距離が最低20㎝必要だということです。
このバッグに限らず、大容量サドルバッグを検討する際は、サドル高には注意です。
【ROCKBROS】大容量防水サドルバッグ
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 長さ78.5㎝×幅37㎝×高さ15㎝ |
容量 | 約12~14リットル |
重量 | 約556グラム |
【ROCKBROS】(ロックブロス)の大容量防水サドルバッグです。
容量は最大14リットルで、バッグの長さは約80㎝にもなるため、雨の日の泥除けとしても使えます。
バッグが長い分、重い荷物を詰めすぎると、バッグが重力で垂れてしまうおそれがあるため、入れすぎは禁物です。
ちなみに、このバッグはサドルレールからタイヤまでの距離が最低17㎝必要とのことです。
【ROSWHEEL】大型防水サドルバッグ
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 8リットル(長さ58㎝×幅5㎝×高さ13㎝) / 10リットル(長さ65㎝×幅5㎝×高さ13㎝) |
容量 | 8リットル / 10リットル |
重量 | 350グラム / 390リットル |
中国メーカーの【ROSWHEEL】(ロスホイール)の大型防水サドルバッグです。
マイナーメーカーかもしれませんが、有名メーカーに引けを取らない耐久性と品質が売りで、それでいてリーズナブルな価格が魅力です。
サイズは8リットルと10リットルがあり、バッグ上部に防水ジッパー付きの収納ポケットが付いていたりと、使い勝手もよさそうです。
【TOPEAK】BackLoader
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 6L(長さ50㎝×幅16㎝×高さ15㎝)/10L(長さ60㎝×幅20㎝×高さ18㎝)/15L(長さ67㎝×幅28㎝×高さ18㎝) |
容量 | 6リットル / 10リットル / 15リットル |
重量 | 445グラム / 480グラム / 565グラム |
【TOPEAK】のBackLoader(バックローダー)は、6リットル、10リットル、15リットルの全3サイズ展開となっています。
ご自身の用途に応じて最適なサイズを選択することができます。
このバッグの特徴は防水インナーバッグが付属している点です。
通常の完全防水系のバッグは、バッグ自体に防水機能が備わっていますが、このバッグは防水インナーバッグにアイテムを収納して、外側のバッグ本体に入れて保持する形です。
外側のバッグ自体の防水性能は完全防水系のバッグと比較すると劣りますが、インナーバッグの耐水圧は驚異の10000㎜を誇りますので、雨天走行にも十分耐えうるポテンシャルがあります。
【TOPEAK】BackLoader6L ↓
Amazon公式サイトで詳細を確認する
【TOPEAK】BackLoader10L ↓
Amazon公式サイトで詳細を確認する
【TOPEAK】BackLoader15L ↓
Amazon公式サイトで詳細を確認する
【Blackburn】大型防水サドルバッグ
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 長さ46㎝×幅16.5㎝×高さ18.5㎝ |
容量 | 11リットル |
重量 | 500グラム |
【Blackburn】の大型防水サドルバッグです。
シルバーの防水バッグを外側のフレームで保持する形状です。
シルバーの防水バッグは簡単に取り外せますので、ちょっとコンビニに立ち寄る際なども持ち運ぶことができるので便利です。
これ一つあれば輪行を伴うような荷物が多い1泊ライドなどにも対応できそうです。
【OSTRICH】スマートイージーパック
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 長さ53㎝×幅12㎝×高さ13㎝ |
容量 | 7リットル |
重量 | 490グラム |
【OSTRICH】のスマートイージーパックです。
Amazonなどのサイトでは容量1.2リットルと記載されていますが、他サイトでは7リットルとのことでした。
見た目の大きさからも7リットルが妥当なサイズだと思いますので、容量は7リットルかと思います。
大容量サドルバッグの中では小ぶりなサイズになりますが、輪行道具やウィンドブレーカー、工具類も収納可能です。
また、このバッグは大容量サドルバッグの部類としては小さめのため、走行中のブレが少なく自転車と一体化するほか、ホリゾンタルフレームやシートポストの出代が短い場合でも比較的装着できる可能性が高い点も嬉しいですね。
【Cherrytree】大型防水サドルバッグ
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 長さ約46㎝×幅約15㎝×高さ約16㎝ |
容量 | 3~10リットル |
重量 | 約378グラム |
【Cherrytree】というメーカーの大容量防水サドルバッグになります。
非常にコストパフォーマンスに優れたバッグで、容量も3~10リットルまでの範囲で調節することが可能です。
バッグ上部にはドローコード完備で、ウィンドブレーカーやボトルなどを留めておくことができるほか、バッグのサイドには防水ポケットが合計4つ備わっているため、小物の整理にも便利です。
ちなみに、このバッグはサドルレールからタイヤまでの距離が17㎝以上必要とのことですので、その点だけ注意です。
【R250】防水サドルバッグ
出典元:Amazon公式サイト
サイズ | 長さ33~37㎝×幅16㎝×高さ12㎝ |
容量 | 3.5~5.5リットル |
重量 | 345グラム |
【R250】の防水サドルバッグです。
防水レベルはIPX6で、水中に沈めたりしなければ浸水しないレベルですので、高い防水性能を誇るバッグといえます。
容量は3.5~5.5リットルということで、大容量サドルバッグとしては小ぶりなサイズになりますが、フレームバッグやトップチューブバッグなどを併用すれば泊りがけライドにも十分なサイズです。
また、このバッグはサドルレールからタイヤまでの距離が15㎝程度あれば取り付け可能となっているため、フレームサイズが小さい方にオススメといえます。
まとめ
この記事では大容量サドルバッグについて紹介していきました。
ロードバイクなどのスポーツバイクを購入すると、誰でも長い距離を走ってみたくなるものです。
普段の装備にプラスしてちょっとしたアイテムが収納なサドルバッグの存在は、あなたの自転車ライフを豊かにすることでしょう。
バックパックに全ての荷物を入れてとなると疲れてしまいますので、大容量サドルバッグを使用するという選択肢も考えてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました<(_ _)>